2020年4月17日金曜日

マインドフルネス

曇りのち雨。南風で気温が上がった。明日は晴れで、ベッドから
車いすに移乗してもらえる。

日々明るさを増す日差し。それと対照的に、最近コロナのせいで
気分が沈みがちになる人が多いだと思う。

そんな時、生活にマインドフルネス瞑想法を取り入れば、
少しストレスの軽減になる気がする。家で気軽にできる
リフレッシュ方法としてもお勧めで、私もやっている。

マサチューセッツ大学マインドフルネスセンターの創設所長ジョン・
カバットジン博士は、マインドフルネスを「瞬間、瞬間の体験に 
対して、いっさいの価値判断をしないで、意図的に注意を払うことに
よって実現される気づき」と定義している。

つまり、「今、ここ」+「無判断」=「気づき」

今、この瞬間に注意を向けて、ありのままを観察し続けることで、
気づきが連続している状態が「マインドフルネス」といえる。

まず、無意識の思考に「気づく」ことで、無意識の思考と距離を
おき、客観的な視点をもつことができる。自分の心を客観的に
見ることができるようになると、不快な感覚や感情に振り回される
ことが減る。

私たちは、今現在のことよりも、過去を思い出したり、未来を
想像したりすることに多くの時間を費やして過ごしている。
マインドフルネスは、過去や未来ではなく、「今」という瞬間に
注意を向けて、観察して「気づき」のトレーニング法。

瞑想を始めとして、あらゆる日常生活のなかで「今やっていることに、心をこめる」すべての行為がマインドフルネスになる。
散歩、食事、ベッドのうえでも。いつでもマインドフルネス!

生活のなかで、気軽にいつでも始められるマインドフルネス。
最初は一日10分、3分、1分からでも。3か月ほど、毎日続ける
ことで脳の構造が変わってくる。

実践できれば、集中力が高まる、ストレスが軽減する、直観力や
ひらめきが増す、ありのままの自分を受けいれられる等、
マインドフルネスには様々なメリットが期待される。自分の思考を
客観的に捉え、ストレスやネガティブな感情に左右されない
穏やかで強い心を手に入れる。