2021年8月15日日曜日

在宅で死を迎える③

曇り。28℃

今日も血圧と脈拍が不安定で、酸素を上げて安静している。
こんな状態に慣れているとは言え、やはり日々進行している病気に
辛さを感じる。もう薬でコントロールできる状態ではない。

さて、今日は在宅死のデメリットについて
24時間に医者が近くにいないため、やはり不安を感じる時がある
・吸引などの医療行為をずっと家族が行わなければならないの罪悪感が
 ある
・家族に精神的と肉体的な負担がかってしまう
・家族の息抜きの時間がとりにくい
・突然死の場合は訪問の先生の死亡診断書がないと面倒なことになる
(家族の警察取り調べが行われる) 
 
もし「病院死」よりも「在宅死」のほうが正しく、好ましいとしても、
家族にとっては負担が大きい。何年間も在宅で看てもらうと、
やはり家族が疲れてしまう。本人と家族が話し合って、在宅死を
望んでいるのなら、それでいいんだと思う。しかし、そのために
環境を整えなければならない。最期を安らかに過ごせるには、
信頼できる在宅医と病院のサポートが理想だと思う。 

しかし、「在宅死」というのは、家の中に“死にゆく人”がいる状態で
あり、“死にゆく人”が穏やかに死ぬために精神的と肉体的なケアが
必要なのに、残念ながら、それは家族が担うことになってしまう。
一日の大半を“死にゆく人”と生活を共にするわけだから、家族の
精神的と肉体的な負担が大きくなる。耐える覚悟をしたとしても、
やはりやむを得ず「在宅死」を諦めるのも覚悟しなければならない。