2022年2月12日土曜日

冬萌

晴れ。12℃ これから春に向かって天気が変わりやすくなる。 
立春が過ぎても、まだまだ寒い! 

でも、枯れ木のように見える幹や枝にも、よく見るともう新芽が
用意されている。冬に草の芽や木の芽がわずかに萌え出している。
それが冬萌と呼ぶ。落葉樹の場合、本当は葉を落とした後、
冬を越すのためにちゃんと準備をしている。
 
冬眠する動物たちとよく似ている。春になると、突然、芽を出して、
花を咲かせるような印象を受けるが、そうではない。 立春とはいえ、
外はまだまだ寒いけれど、木々たちの暦にも、ちゃんと記録されている。
固くちぢこまって、冬の寒さにじっと耐えている小さな芽。

人の心の中にも、きっと今頃はささやかな冬萌もあると思う。
閉ざされても、春になったら、新芽を出して、喜びを感じる。