2021年10月2日土曜日

筋ジストロフィーとALS

 晴れ。暑い、30℃。

今日のニュースから
『難病の「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」について、iPS細胞を使って
見つけ出した薬が症状の進行を止める効果があったと京都大学などの
チームが発表しました。
 
京大iPS細胞研究所の井上治久教授らの研究チームは、ALS患者のiPS
細胞で病気の細胞を再現し、様々な薬で効果を試したところ、白血病の
治療薬「ボスチニブ」がALSの進行を抑える可能性があることを突き
止めました。 

今回の治験は、比較的初期のALS患者を対象とし、「ボスチニブ」を
およそ3カ月間飲んだ患者9人のうち、5人で、病気の進行が止まったと
いうことです。 

ALSの進行を食い止めた例は「世界初」とみられます。』

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ちなみに筋ジストロフィーとALSは間違えられることが多い。
筋ジストロフィーは、筋肉そのものに遺伝的な原因がある。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、筋肉を司る神経(運動ニューロン)に
原因がある。筋ジストロフィーには、色んな型があり、症状と進行に
違いもある。遺伝子組み換えの治療が基本となる。

しかし、筋ジストロフィーと筋萎縮性側索硬化症は、原因が違っても
どちらも筋肉が萎縮していく病気で、いくつかの症状に似ている
部分がある。