2021年7月1日木曜日

親友

晴れ。真夏日、32℃

先日、アメリカ人の親友からメールが来た。同じ病気で、呼吸器も
24時間装着している。彼女の筋ジストロフィーの進行も私と共通点が
ある。まるで昔の私を見ている感じ! 彼女は私より14歳年下だから、
妹のような存在です。スカイプで何回か話したことがある。お互いに
よく理解し、何でも話せる相手なので、支えになっている。

最近、お互いに死にたいほど苦しくて、辛くて、十分な在宅ケアを
受けられない。まぁ、他人にケアをしてもらうのも苦痛になっているし、疲れる。せっかく慣れた人は辞めるし、新しい人が入ったとしても、
ゼロから教えないといけないし、そこまでして、もう二人には生きている
意欲がない! 早く終わりにしたい!

彼女はご主人、私は娘を介護から解放したい。入院すれば、そうなる
かも知れないけれど、私たちの自由が奪われるし、お世話になりたくない
人と付き合わなければならない?

結局、彼女は主人と話し合って、呼吸器を外すことにした。今の身体の
状態から回復見込みがない。私もそうですが、日本では許されない行為に
なる。

彼女が住んでいる州では安楽死(薬の投与)が認められていないけれど、本人の希望であれば、呼吸器を医師に外してもらうことができる。
この場合は窒息死になる。元々呼吸器は延命装置だから、アメリカ人の
考えとしては、付ける権利があれば、外す権利もある。素晴らしい!

親友を失うのは悲しいけれど、彼女の決断を尊重しているし、正直言って羨ましい! 日本では心臓が止まるまで苦しながら、生きていなければ
ならない。落ち込む! 

元々呼吸できない人に呼吸器を着けられる。着けなければ死ぬなら、
何年間経ったら、生きていたくなければ、本人の希望で外すべきだと
思う。