2021年12月23日木曜日

クリスマス

晴れ。15℃

昨日は家で心エコーと腹部エコーをしてから、ホルター心電図も
つけてもらった。ポータブルだから、中々正確な結果に期待できない。
しかし、何もしないよりいい!

さて、明日はクリスマスイブ!
ポーランドはキリスト教・カトリックの国。私にとって特別な日・
キリストのお誕生日!最大の喜びと希望になっている。 

カトリックのクリスマスの過ごし方は日本人と違う。深い宗教的な意味がある。ただの楽しいイベントではない。イブを家族と過ごし、特別な
料理を食べて、一緒に教会のミサに参加する。 

クリスマスイブは肉とお酒厳禁! 晩御飯は魚や野菜と穀物。
料理はポーランドなら、きのこスープ、複数の魚料理、サラダ、
パンなどで、そして、いくつかのしきたりがある。 

オプワテックという「聖餅」を食べる。
ポーランドのクリスマスイブでは、全員で食べる前にオプワテックと
いうウエハースを分け合う。このオプワテックを1つずつ手にとって、
席を立ってお互いに、1年の感謝の気持ちを伝えたり健康を願ったり
しながら、お互いのオプワテックをちぎって口にする。キリストとの
一致の象徴として食べる。

鯉を食べる
日本人にとっては驚きかも知れないが、ポーランドのクリスマス料理には
「鯉」を使う。日本では基本的に食用として存在しない鯉ですが、
ポーランドではイブに、鯉を脂で揚げたものか、煮物かを食べる。手に
入りやすいという理由でもある。ほかにはニシンのオイルか酢漬けも
食べることが多い。日本では代わりにヒラメかカレイなど、お魚なら
何でもいいです。 

必ず「人数+1人分」の食器を用意する。
食べるときは、必ず1つ、余分に食器類を用意する。これは、
「誰かが急に家を訪ねてきても、もてなすことができるように」という
習慣がある。寒い冬場のクリスマスに助けてほしい人が家を突然訪ねて
きても、いつでも暖かく出迎えることができるように用意されている。

食事の数は「12種類」がいい。
出すメニューの数は「12種類」がいいだとされているが、守るのが
難しいから、必ずしそうしないといけないことはない。特に海外に
いるポーランド人にとって難しい条件だと思う。卵は「誕生」の象徴で
あるから、ポーランドではクリスマスとイースターでよく登場する。 
翌日(25日)は肉を食べても構わないので、ビゴス(ザワークラウトと肉の煮込み)を必ず食べる習慣がある。娘は必ず毎年、3週間前から
ザワークラウトを作って、そしてクリスマスの直前に肉と煮込む。
とにかく、日本人のようにフライドチキンとケーキをクリスマスに食べる習慣が全くない。特別なスイーツがあるけど、生クリームを使わない。

一般的には、24日から日付が変わった直後に教会のミサに参加して、
喜びを分ち合う。ポーランドのクリスマスで一番盛り上がるのは、
24日の夜から25日の終わりまでで、翌日(26日)も祝日となっている
ポーランドでは、26日はのんびり過ごす日です。