2020年3月23日月曜日

何気ない毎日

晴れ。17℃。

毎日過ぎていく何気ない日常。朝は目が覚めるだけで奇跡だと
自分でも思うようになった。そして、毎日同じことの繰り返し!
落ち込みもあり、小さな喜びもある。

最期を迎えると、何気ない日常がかけがえのない毎日に変わる。
コロナウイルスが流行るまでにおそらく多くの人は、死の意識を
せずに普段の生活を送って、自分の身に何も起こらないと思ってた。

命の危機が迫ると、人はやっとこの何気ない毎日の大切さに気付く。
特に日本では、「死」を口にする事は、まるでとんでもない非常識な
事とされている。「ネガティブ」と言われる。「弱い」と言われる。
「逃げてる」と言われる。「頑張ってね」と言われる。
「そんなこと言わないで」、「そんなことを考えないで」と言われる。

私は死について前から考えているし、誰かと話をしたいが・・・。
死を殆どの人は意識せず、触れないようにして生き続け、最後の
最後で死を迎える。

何事にも心の準備と覚悟が必要だと思う。私だけ?
幸か不幸か、いつか誰もが間違いなく、“絶対”に死を迎える。

確かに私はクリスチャン・カトリック信者であるが、何かを押し
付けるつもりもないし、神を信じろとも言わない。
ただ、遅かれ早かれ必ずやってくる「死」という事実に怯え、
なるべく考えないようにし、口にもせず、忘れたふりして
生きるのはどうかなと思う。個人的な意見だけれど、それは
生きてるとは言えない。

今の日本は、まさにそんな状態で生きている人が圧倒的に多い
気がする。