理想と現実

晴れのち雨。17℃。気温と気圧の変化に苦しめられている。
フランドルテープの力でどうにか乗り越えなきゃ。
ただずっと貼ったままだと依存性があるから、一日何回か
使わない時間をつくる。

新しい呼吸器に移行する前に自分の呼吸に合う機械を探していた。
理想的なものを求めて、日本にある全部の機種を何回も試して
いる内に空回りしてきた。

結局、理想を捨てて、厳しい現実を認めざるを得なかった。
合っても合わなくても、新しい呼吸器の装着をしないと
いけなかった。

そして、1ヶ月以上が経った今、レンタルしている二機種に
慣れなくて、ただ命だけを繋いでいる。もう前の呼吸に戻る
ことができないし、今度の在宅生活はどう変わっていくか
予測不可能なので、不安を感じる。

少し気持ちが楽になるために、2台の呼吸器に名前を付けた。
機種名はただの文字と数字なので、ヘルパーさんに覚え
やすくためにトムとジェリーという名前にした。

トムは大きいほうで、ジェリーは小さめでねずみ色だから。
「トムとジェリー」は子供の時に観ていたアニメで、
楽しい思い出がある。